明太子 つぶつぶ日記

福岡出身の男が、東京に家を買って日々生活で思ったことを綴ります。

QUEENはやはりいい…

映画「ボヘミアンラプソティ」をみてきた。感想、最高。

もともと私、中学高校のときにQUEEN聞いていました。でも、最近はさっぱり聞いてなくて、この映画を知ったときに見てみたいなーずっと思っていました。
そしてこのボヘミアンラプソティ、けっこう口コミで広まって面白い、ヒットしているとテレビなどでも言われるようになると、もう見たい衝動が一気に高まりまして。
平日火曜の仕事終わり、そのままレイトショーめがけて一人いってきました。
みなとみらいのイオンシネマ。ボラプの一番最後の上映が21:35スタートだったので、それに間に合うように仕事を切り上げて移動。その21:35スタートの回は4DXでした。
私、恥ずかしながら4DX自体よくわかっていませんでした。でも、通常の回が残っていないし、割高だなーと思いながら4DXのチケットを購入。んで、チケット買ったあと開場までの時間にスマホで4DXとはなんぞな、と簡単に調べてみました。その調べた結果、連想したものはディズニーランドのスターツアーズ。もしくはUSJスパイダーマン。私、どちらも苦手です。密室で座席が動いて酸欠で、乗り物酔いしやすい体質も加わって気持ち悪くなっちゃう。4DX失敗かも、途中で退室することになるかも、とはじまるまで不安でした。

んで、4DX。役者が歩くたびに座席が動く。正直、そんな無駄なことしなくていいよ、っていうくらい。座席の下のモーター音が静寂のシーンで気になる。ぶっちゃけ、いらない。スクリーンに集中させてくれ、と最初ずっと思っていた。4DXのチケット買って失敗したなあ、と。
でも、映画が進んで見る側も集中しだすと特に気にならなくなった。また、題材がバンドやライブだからか、最後は臨場感すら感じ始めて一つの演出として4DXでよかったとも感じるほどになった。でも、これは題材がよかったからかもしれない。ライブの臨場感を出す演出としてはよかったが、アクション映画とかだったらすごい見づらいのかも(笑)。4DXについて最終的にはよかったという評価なのだが、気になるのはスモーク。スクリーンが見えないように中央2か所からプシュ、と申し訳ない程度にでるのだが、正直あのくらいならいらない。もっとぶわーと出して演出するか、もしくは出さない方がいい。中途半端というか、思い切りがないというか。

4DXの話ばかりしちゃったけど、本題のボラプ。冒頭書いたとおり最高だったんだけど、これ、映画館でみなきゃけっこう駄作の印象になってしまうかも。というのも、この“最高”は映画の純粋な評価というよりも、“QUEENの音楽”の評価による部分が大きいから。もちろん演出、ドラマがあってこそQUEENの曲がよくきこえたり、感情移入できるのだが、やはりそこにはQUEENのロックな音楽がある。逆に言うと、QUEENの音楽がなければこの映画の評価はたぶんクソ。アマゾンプライムなどで小さなスマホタブレットでみたり、金曜ロードショーなんかでテレビで通常の音量できいてたりするよりも、映画館の音質で大音量だからこそ、ビシビシ心揺さぶられる映画になっているような気がする。結局、映画・ドラマとしての面白さというより、ライブの映画館中継みたいな感じ。特にラスト20分とその少し前のシーンはよかったが、それまではけっこう退屈なシーン、展開もあるし、そもそもボーイズラブ、というかおっさんずラブに免疫のない私にはつらい絵面も。

と、最高といいながら辛口なことを言っているけど、とにかくすべてを吹っ飛ばすだけの疾走感と感動がラスト2,30分にはある。私、ハンカチを鼻に押し当てて泣いてました。そうです、30過ぎのおっさんがスーツ姿でレイトショー見に来て、初めての4DXに戸惑いながら泣いたんです、恥ずかしい。
映画を見終わったあと、いいものをみたあとに襲われる放心感というか、余韻に浸りたい虚無感というか、あるじゃないですか、あれ。あれを感じていました。結局閉館だし、車早く出さなくちゃいけないのでそれも運転しながら感じるはめになりましたが。

とにかく、 ラスト20分はボラプ最高、QUEEN最高、フレディ・マーキュリー最高。というか、これ、QUEENみたいにいい音楽とちょっとしたドラマがあれば同様のドキュメンタリー映画、乱発できそうだな。4DXとの相性もよさそうだし。

 

あ、あと最後にもう1つ。ウェンブリーも最高!美しいし、ガナーズファンじゃない私でも見蕩れちゃう、すばらしい聖地でした。

 

Bohemian Rhapsody (The Original Soundtrack)

Bohemian Rhapsody (The Original Soundtrack)