明太子 つぶつぶ日記

福岡出身の男が、東京に家を買って日々生活で思ったことを綴ります。

医者のレベルって大事だな

福岡出身の私は仕事で5年くらい神奈川に住んでた。神奈川の中で5年、1箇所にいたわけでなく3回ほど引越しもしており、そしてこの度、都内にマイホームを購入して引越し。

 

都内に移ってまだ一二ヶ月だが、思うのは医者のレベルの違いだ。

 

別に神奈川のレベルが極端に低かった、とは思っていない。もちろんいい先生もいる。そして、そういうクリニックはものすごく混んでいて、人気あるところ無いところの差が大きい。

私自身が風邪だのなんだので受診する時は処方箋が欲しくていくようなもんなので、とくにどこでもいいが、やっぱり小児科なんかはちゃんとしたところがいい。

うちの娘もあったのだが、小児科なのに風邪、鼻水で耳をみてくれず中耳炎になってしまった。小児科でも観てくれず、悪化した状態で耳鼻科受診して鼓膜切開、子供はもちろんギャン泣き。しばらくは病院、白衣をみるだけでギャン泣きする日々が続いた。

評判のいい、しっかりした小児科や耳鼻科などは少なく、人気が集中する分、待ち時間もすごい。クリニックにいくのがなかなか時間的負担も大きかった。

 

 

ロックンロール中耳炎 feat.Yammy

ロックンロール中耳炎 feat.Yammy

 

 

で、都内。越してくると、耳鼻科も小児科も、もちろん人気あるところはあるが、神奈川のときのような異常な混み方ではない。しかも、そういうクリニックでも丁寧で、信頼もできそうないい先生、と思えるような人が多い。

 

医者、大学病院も多い東京は変な医者が淘汰される力が強いのだろうか。

北里大学の城下町とは明らかに医者のレベルが違う。クリニックの力が違う。

東京ってやっぱりすごいなーというのと、小児科が信頼できる、というのはやっぱり子育て世代には大きい。

保育園の問題(待機児童)も横浜、川崎などはクソだし、やはり都内に流れてくる理由はわかる。

横浜はオシャレだから、みたいなプライド持ってる女もけっこう出会ったが、横浜よりは東京のほうがゆとりというか、品がある気がする。

 

少なくとも、行政力、医療レベルでは東京の方が上だな。

都知事とか、都議会はお笑いだが、国政ですら政治業者が跋扈している状況だし、地方もきっと膿ばかりだと決めつけて、そこら辺は評価外ですけど。

スマホサブ端末が捗る

私は携帯、格安スマホ(IIJ)を契約して使用している。端末はASUSのZenfone2laserを使っており、ぶっちゃけFGO辛い。というか、FGO以外でも反応が鈍くなってきてて少しフラストレーションが溜まるようになってきた。

でも、この機種にして1年くらい。まだまだ使えるはずだし、この機種のメリットもたくさんある。そこで考えた。サブ端末を持とう、と。

 

機種をいろいろ調べ、サブ端末なので予算も絞り、結局選んだのはdocomoで販売されているGALAXYフィール。安い端末だがスペックはいい。docomoで契約することも考えたが、プランをきくとやっぱりぼったくり。なので、SiM契約はせず、ネットで白ロムだけ買うことにした。

 

メイン端末からテザリングで電波を飛ばし、このGALAXYフィールサブ端末を弄ぶようにしている。FGOはこちらにお引越し。メールやブラウザは同期してどちらでも同じ設定にした。

 

サブ端末を持って便利だなと痛感したのは電車移動。電車移動て常にモバイル回線を探してるせいか、また暇でネットサーフィンしているせいか、すぐにバッテリーが減る。メイン端末もテザリングしているのでバッテリーは減るし、こちらの端末が電池的に死んだらおしまいなのだが、ブラウザや音楽をサブ端末にすればメイン機のバッテリーはかなり抑えられる。モバイルバッテリーやコードを持ち歩くこともなく、サブ端末、メイン端末を持ち歩けば軽いし楽。

とくにサブ端末で電池持ちのいい端末を選べは、かなり快適だ。

 

その他、FGO攻略サイトをメイン機で見ながらサブ端末でプレイできるし。こういうブログ記事書く時も、ちょっと調べ物したい時、確認したいときなんかはもう一方の機種で確認すれば、ブログ記入画面はそのままでいい。

 

よくパソコンでマルチウインドウは便利だというが、私はそんなスペースや必要性の問題からサブウインドウの使用経験はない。しかし、スマホのマルチ画面にするためにも、このサブ端末はけっこう利便性が高い。

 

ちょっとサブ端末検討している方はぜひ、1度チャレンジしてみてほしい。

世界が変わるぞ!

 

 

東名高速、話題の悪質運転の事故、事件について

東名高速夫婦死亡事件がニュースでしばらく扱われてましたが、本当に迷惑。同じ福岡出身の人間として恥ずかしい。

まーた福岡か、と言われちゃう...。

 

でもまあ、福岡て運転荒いというか、強引な印象はたしかにある。東京、関東にきて、運転して感じるのは基本的にマナーがいいなーということ。合流ではみんな交互に、かわりばんこで入るやん??あんなん、福岡では基本なか。

優先レーンはどんどん進んで譲ってなどくれない。やけん、頭を突っ込んで「当たるぞ当たるぞ入れろやー」というチキンレースをしないと合流はずっとできない。

 

あと、とくに北九州のほうで顕著なんだが、右折左折のウインカー、とくに車線変更時は出さない。パトカーですら出さない人、時がある。じゃあ、どうやって車線変更を合図するのか。

はっきり言おう。

感じろ。

どんどんどんどん、右によってくる車とかいるんです。あー、こいつ、こっちの車線入りたいんだなー。入れないと面倒そうな車だなー。ヤンキーヤクザかなー。みたいな。

 

と、ここまで福岡の運転マナーについて語ると信ぴょう性がないと思うが、あえてもう1度言わせてもらう。福岡の運転は荒いわけではない、強引なだけである。

 

個人的に荒い運転とは、大阪や京都のイメージ。とくに京都なんてバスですら運転荒いからなー。

 

運転テクニックおさらいBOOK

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あ、福岡のタクシーは運転荒いし、マジヤクザみたいな感じです。タクシー相手に事故ったら悲惨、大学の時に何人かそういうシチュエーションに追い込まれた友人を見ました、うん。

恋と嘘 再視聴と考察3

ちょっと飽きてきたので、スパンスパン行きます。

 

6話後半以降~

A.厚労省のなんたらさん、かき乱す
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純粋なネジの心をかき乱す、大人の容赦ない攻撃。厚労省の役人がこんなこと言ったらネジじゃなくても動揺するだろ。

この人もなにか思惑があって動いている。そして、悪意がある。

 

7話

B.厚労省のなんとかさん2
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ネジの変なところ。騙してきた厚労省のなんとかさんに相談する時点でおかしいだろ。でも、ネジの真っ直ぐさになんとかさんは心打たれた様子。そして、思い出話をはじめる。

けど、この回想シーン。どう考えてもなんとかさんと同僚の人。この男女、政府通知がきてそのまま結婚して、男は少なくとも後悔している。政府通知が完璧な相手を選んでくれるわけではないと厚労省の人間が考えている。政府通知は完璧、最適な相手を選んでくれるとの認識だったが、やはり例外もあることが示唆されている。この人達のサイドストーリーもこれからでてくるのかな。

とにかく、この人、これからは信用できそう。ネジに政府通知ではなく、自分の気持ちを優先しろ、とアドバイス

 

第8話

C.好きってなに
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高崎さんがネジへの愛を語る。

 そして、最後に、「私は選べれていないから」と涙。ああつらいわー。

でも、これを本人の前でいうなんて、罪な女。これ、高崎ちゃんは純粋なだけだと思いたいけれど、現実でこれやられたら「女の武器」をわかって演出してて、めちゃくちゃずるくて頭いい女だな、と思っちゃうよね。ほんとネジ、壺たくさん買いそう。

 

 第9話

D.厚労省サイドの人間、またかき回す

 
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ここで五十嵐再登場。政府通知の存在を知っていることをネジに伝えた上、重要な発言をする。「美咲はすべてを捧げて恋をしているから。高崎美咲は君の本当の運命の相手」

 

 10話

E.厚労省の内紛

 
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 ネジとサナダムシは五十嵐に話をききにいく。

すると、厚労省のなんとかさんが乱入して五十嵐に罵倒を浴びせ、かき回すんじゃねーよ、と。お前がいうか。

厚労省のなんとかさんがいうように、五十嵐は通知相手を運命の人、と表現し、高崎様のことも(本当の)運命の人、と表現している。これは五十嵐の語彙が少なくて同じ表現を使っているだけ、という恐れもあるが、通知相手のことを運命の人、と頭の中で同義として認識、刷り込まれている可能性がある。つまり、通知相手は運命の人であり、高崎さまは本当の通知相手、本来の通知相手だったのではないか、ということ。仮説のとおり、病や出産ができない体でなければ高崎様がネジの通知相手。しかし、このような理由でシステムから外れてしまったため、次点であったサナダムシが通知相手に変更されてしまった、と。

 

原作を知らないので11話、12話のどこからどこまでアニメオリジナルの展開なのかわからないが、ぶっちゃけクソ展開なので割愛。

 総括

これまでのシーン、やはり高崎様が大病を患っている、もしくは出産できない体であり、ゆかりシステムから外れてしまっている、と仮定すれば、けっこうしっくり解釈できてしまう。

でも、スタイルや性格などで高崎様が魅力的なのは確かだが、このミステリアス、謎の部分が多いのも魅力の一つだろうな。

アニメの風呂敷のたたみ方があんまりにもひどかったので、ちゃんと原作の方ではネタばらしというか、うまく締めてほしい。

 

と、ここまでかいて、すべて私の妄想、ミスリードだったら恥ずかしいな(笑)

 というか、そもそも原作を読んでないん私が言うのも変な話だが、この面白い設定とプロットをした原作者なのに、アニメの出来がこんなんで満足しているんだろうか。最近、UFOのFateSN/ HF を見たからかもしれないが、アニメ化にあたって原作愛とかキャラ愛とか感じることあるじゃないですか。

きっと、原作の良さとか小道具とか、そういうのをこのアニメ化では活かせてないのでは、というカット割、微妙なシーンがいくつかあった。ちゃんとこのシーン、本来は意味があるんだろうなー、みたいな。折り紙の鶴とか、月を一人眺める高崎さまのシーンとか。もちろん、尺の問題もあるだろうし全てをアニメにしろ、というのも無理な話だが、四月は君の嘘みたいにアニメ化してより完成度が高くなるものもある。

でも、こっちの嘘の方は、なんかミスってそうなアニメ化ぽかったなー。 

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恋と嘘 再視聴と考察2



続いて恋と嘘 再視聴考察です。

 

2話~6話

A.わざわざ真田虫の高校の近くを通る高崎さん 

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いやー仁坂のからかいにいらっとしてた高崎さんだけど、気にならないはずもなく、高校の近くをわざわざ1人で通りかかっていたことにも理由がありそうですよね。むふふ。女子だなー

 

 B.ネジをどう思っているの!?
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これ、バレないわけないよね。気づいているよね?(笑)

 C.♂×♂
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これ、ネジと高崎様、ではありません。

仁坂アーーーーーーー!!!

ここで仁坂と高崎の関係が少しはっきりする。お互いを異性と意識しているのではなく、ネジのライバルだったんだな。しかも、この世界で2人ともネジとは結ばれない運命&二人ともゆかりシステムの蚊帳の外。

 第4話のこのシーンでも高崎と仁坂が話あっている。
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仁坂「お前、わかってんの?わかってるよ」

高崎「わかってるよ」

とぶ愛想なやりとり。この二人、やっぱりお互いのことを理解している。

このあと、高崎とネジが、高崎家にきた厚労省の人についてきくんだけど、これがまたミスリードを誘う。ついつい、初見では高崎家の同居人が仁坂なのかなと思ってしまったが、これは別人だろうな。高崎さん目当てで厚労省がきたわけではなく兄弟もいないとのことだったので、親がゆかりシステムで結婚したとかで、その20年定期訪問とかのシステムでもあるんだろうか。ここは謎。

D.黒幕;五十嵐
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五十嵐さん登場。高崎さんを嘘つき呼ばわりしているが、高崎の恋を知っていて、肯定する発言もしている。こいつ、今後の重要人物だな、と思わせる登場。

 E. 第5話冒頭の不穏な二人
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やっぱり仲が悪いなー。不穏な二人。これを隠しきれず、サナダムシにもこのあと、気まずいと言わせてしまう。


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このシーン。

仁坂「あんたなんできたの、マゾなの」

高崎「仁坂くんもマゾなの」

仁坂「そうかも」

やはりお互い知っている。ネジのことが好きで結ばれない両者で、しかも通知相手者も一緒にいて、辛いだけなのに来てしまった。どM

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さらに仁坂が煽る。ネジと高崎が結婚したときに真田虫がどうなるのか、皮肉る。不器用だけど優しいなー、仁坂は。この関係が行き着く先を考えないサナダムシが愚かなのは間違いないのだが、これは仁坂と高崎自身も一緒。まったく、不器用なんだから。

 F.蛍
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蛍を初めてみたー、なんてどんな都会人なんだ。九州出身の私としてはなんか新鮮な驚き。

高崎「この光はいま、命をかけて恋しているんだね」

短い命、というところから高崎さんが短い命、重病なのかと思ったが、単に短い期間の恋を自身に重ねたのかもしれない。これは高崎の謎、によって解釈が変わってくるところかと。

G.仁坂と厚労省

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6話。ネジと竹田が厚労省に特別講習会で呼ばれていることをきいた仁坂の回想シーン。厚労省と仁坂はこうやって接点があり、面談をしていることがわかる。厚労省の役人が仁坂に話してもいいだろうか、といって講習会のことを話しており、仁坂がその対象になりようがないことが示唆される。やっぱり、ゆかりシステムの枠の外なんだな、仁坂。

 

H.竹田の通知相手
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第1話、通知相手がブスなんだと言っていた武田。おい、音大生、かわいいじゃないか。なんだよ、これ。武田嘘つきやがったな、こんにゃろ

 I.講習会の講演
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まさに性教育。紛うことなき性教育。年頃の男女にこんなエッチな人がエッチに語るのは反則。でも、催させることが目的の講習会なので、ある意味最適な人事、適材適所なのかもしれない。

 
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オカモト。もしかして協賛?

厚労省推奨品はオカモトの0.01、ZEROONEらしい。ちなみに私はバタフライ

 

 

恋と嘘 再視聴と考察1

恋と嘘関連で三連投。さぞハマっていることだろう、と思われそうだが、それなりに面白い設定だったので、作品というより周辺状況が気になっている。興味本位、というか。

最初は流しで見ていたのだが、結局明かされない内容、伏線があまりにも多いし、やっぱり高崎様の謎はかなり気になる。原作も完結しておらず、このナゾも明らかになっていない模様。なので、もう1度視聴して推測してみたり、見逃している伏線、プロットを確認してみようと。原作読んでないし、再視聴も作業しながらの流し見なので的外れかもしれないけど、とりあえず恥を晒すつもりで書いてみます。

 

まず、先に結論というか、仮説から。高崎さんの謎はおそらく、子供を産めない体、病気なのではないかということ。あとはその仮説を元にシーン、描写に当てはめていこうかと。

 

第1話

やっぱり第1話、見直して見たらものすごく重要な情報のある回で、しかもミスリードしてしまってた部分も見受けられた。思い込み、けっこうあったなー。

 

A、少子化対策のゆかり法


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冒頭でゆかり法の大雑把な説明がある。ここで、そもそもおおきく取り間違えていた内容に気づいた。以前のエントリーでも書いていたのだが、ここでミスリードがあった。長年、アンケートなどで科学的にマッチングされている、とあった。なので、最適は異性として、恋愛対象として最適なのだと勘違いしていた。でも、そもそもこの制度の根幹は少子化対策なのだ。五体満足、なんの障害もない場合はいいだろう。でも、妊娠できない病や体の人は?同性愛志向者は?インポデンツは??このような人はどのようにマッチングされるのだろう。システムがどんなに優れた制度でも、その制度から外れる人はいる。今回、少子化対策のシステムであるならば、性行為や出産のできない人はシステム上どう扱われるのか。このあたりの描写があまりにも薄いというか、言及されていない。システムの影の部分がブラックボックスになっていることに危険があり、それが先ほど述べた仮説に繋がった。

 

B, 満16歳以上

Aと同様、システムの紹介の中で。これはAとも関連してくるが、システム上明らかになっていない部分がある。満16歳の誕生日に政府通知が届くとあるが、高崎様は政府通知が届いてないし、それをみんなが知っていて不思議に思っていない。16歳の誕生日に届く人と届かない人がいる。これも勝手なミスリードだが、最初はお互いが満16歳になった時に通知が来る、のかと思っていた。つまり、16歳の誕生日に通知が来ない人は、相手が年下であり、通知がまだできないのだと。(仮にタイムラグがあると一方が将来の相手と知り、もう一方は知らないまま期間を過ごすことになる。これは人間関係としても歪なものになるのでは?)

現に、ネジが誕生日になると通知がネジにも、真田虫にも同時に行われている。真田虫はネジの一つ学年が上なので、やはり満16歳の誕生日に必ず通知がくるのではなく、相手も16歳になっていることが条件だと思われる。だからこそ、高崎様に通知がないのは別段おかしいものではなく、周りも受け入れているのだと思われた。これは半分当たっているとは思うが、仮説通りだとすると、高崎様には通知が来ない可能性も...

 

C.結婚しないぞー、おー!!
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 武田(竹田?)が結婚しないといいだし、男子達が円陣を組む。クールな仁坂が入っていることもポイントだが、何よりも重要なのは唐突に高崎様が入ってくること。つまり、高崎様は誰とも結婚しない(もしくは結婚出来ない)と覚悟という決意を表している。多感な高校生、16歳の女の子が最初から結婚しないと決意しているケースってレアなのでは?容姿に自信なくて結婚できない、と諦めているケースは別として。

結婚しない、できないと覚悟している。初見ではただの日常シーンだと思って見過ごしていたが、これは強力なメッセージだ。

 

 D.は、なんで??(怒)
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 ネジの通知相手を男子がからかっている、騒いでるシーン。仁坂は悪意をもって、高崎様に見るように声をかける。空気を悪くしないように気を使う高崎様も、ここでは不機嫌さを隠しきれない。

E.古墳
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 これは未だに謎。ネジは古墳好きの古墳オタクなのだが、これには意味があるのだろうか。

四月は君の嘘、で、コウセイが玉子、黄身が好物だというのは暗喩として組み込まれていた。この古墳、なんか意味があるのかな?不明。

 F.涙

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 告白を受けて、涙するシーン。両思いで嬉しい涙かと思ってたけど、これは通知によって結ばれることがないことを知っていた虚しさも。

G.痴女性
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 これは単に男の理想というか、品がありながらも本人の前では積極的でエロいという妄想なんだろうけど、この理由付け、いいわけについて。高崎様は仮説どおりであれば、ゆかりシステムから外れるわけで、ネジとも、その後出会う人とも全うな恋愛ができる可能性は少ない。

そのあとのシーン↓でもあるように、この30分の思い出だけで今後の70年を過ごしていける、というように、このネジが人生最愛の人で、今後の恋愛はできないと覚悟している。16才でこれだけ絶対的な思いを確信的に思えるのは現実世界ではメンヘラなレベル。

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 2話以降でもちょいちょいでてくるシーンを含めての飛躍的な推測だが、高崎さまの政府通知の本来の相手がネジで、それを高崎さまは知っているのではないか?だから、ネジが高崎さまにとって本来最高の相手だとここまで確信できている。でも、システムから外れてしまったため、 ネジとの思いを自粛しながらも歯止めがきかない、結果、この暴走ともいえる積極性につながっているのではないか。

ともあれ、これは希望的な推察であり、高崎さま擁護のための設定でもある。これが本当の設定であれば、男の理想を具現化するために、高崎さま人気をあげるために作者がちょっと無理してしまったケースになるのだろうか。

 とにかく、見直してみるとこの1話、けっこう伏線というか、キーワードがけっこうでていたんだなー。

 

 

 

恋と嘘をみて連想したもの

恋と嘘、というアニメを見たエントリーでも書いたが、この設定、世界観はやはり面白い。もっと硬派に展開しても充分ドラマになりうるし、面白い設定だと思う。

 

そしてこの作品をみているときに、私の頭の中ではある別の作品が連想された。というか、小中学生くらいの時に読んだ小説がふっと思い起こされた。

電話がなっている、という題名の小説、ショートショートで、恋と嘘とは違って明るい話ではない。

ネットで検索すると、川島誠セカンドショットという短編集のうちの一つ。たしかにこのころ川島誠を何冊か読んでいた気がする。この時期を外すと1冊も川島誠とは触れなかった気もするが。

 

 

セカンド・ショット (角川文庫)

セカンド・ショット (角川文庫)

 

 

で、この話。簡単にかくと、15歳くらいで法律で試験、テストを全員受けさせられる。その日テストの結果でAランク、Bランクなど細かくランク付けされて、その結果で将来が決まる。

主人公の男の子は中の下くらいだったかな、のランクになってとりあえず喜ぶべき結果。

でも、男の子が想いを寄せていた女の子は成績優秀な子だったが、教師に処女を贈呈した挙句後悔しており、さらに不幸なことに事故にあって脚に障害が残って、試験すら受けられない。一番下のランクが決定している。

彼女からの電話がなっている。お祝いの電話だろうが、電話に出られない。

一番下のランクになった彼女は、明日には暗い食肉加工場に吊るされているかもしれない。

 

と、うろ覚えだがこんな感じ。

子供ながらに衝撃を受けた。教師と関係をもっちゃうことにすら抵抗というか、そういう展開になれていない時分に、さらなるこのトラウマになりそうな展開。まさに、悪意。

 

話を戻そう。

恋と嘘は最適な、幸せを約束する結婚相手をシステムだった。一方で電話がなっている、はそのシステムによってはじかれる設定を描写している。恋と嘘も素晴らしい制度としてこのシステムを描く場面が多いが、もっと着眼すべきは主人公のネジではなく、高崎様である。

ネジは高崎様と結ばれないジレンマはあるかもしれないが、サナダムシという幸せが約束された相手がいて、しかもその相手にもちゃんと惹かれている。つまり、どっちを選ぶか悩んでいる。

でも、高崎様は違う。ずっと想いを隠し、持ち続けていた相手がシステムによってぱっと出の女に奪われてしまう上、社会的にはその相手に譲らざるをえない状況。しかも、本人は先に誕生日を迎えてるにもかかわらず、まだ政府通知がきていない、相手がいない。

ネジのハーレムよりも、切ない高崎様や、高崎様にネジを譲り辛い嘘を付き続けることを覚悟した真田虫などにもっとクローズアップしてほしかった。

システムによってもっと不幸な目にあっているのは高崎様であり、真田虫であり、電話をかけている女のコだ。

システムで一定の幸福を享受するものの目線ではなく、その中で耐え忍ぶ人物の心情をより描写すれば、システムのアンチテーゼというか、強い社会性のあるメッセージを込められるであろう。

 

ま、恋と嘘はそういう強いメッセージ性のある作品ではないし、そういう報われなさすぎるポジション視点にすると救いがなさすぎて暗くなりすぎる、欝すぎるのもわかるし、商業的にはネジなり、電話に出れない男の子の視点からにした方が間接的になっていいのかもしれないが。